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淋病とは?
女性の場合、症状に気づかないことも多い
淋病とは、淋菌に感染することで起こる性病・性感染症(STD)です。
セックス、アナルセックス、オーラルセックスと、どのようなタイプのセックスでも感染する可能性があり、稀にお風呂場やトイレを介して感染するケースもあります。
男性の場合、すぐに症状が現れることが多く、尿道炎を引き起こして膿が出たり、激痛が生じたりしますが、女性の場合、目立った症状が現れず感染に気づかないこともあります。
放置すると子宮外妊娠・不妊症の原因となることも
女性の場合、症状が少なく気づかないこともあるのですが、放置すると子宮内膜炎や卵管炎を引き起こすことがあるほか、子宮外妊娠や不妊症の原因となることもあるので注意が必要です。
また妊婦様が淋病になると赤ちゃんに感染することがあるので、妊婦検診の受診が重要となります。
淋病の症状は?
主な症状
- 喉の痛み
- 尿道から膿が出る
- 排尿時痛
- おりものの量が増える
- 不正出血
- 下腹部の痛み
- 性交時痛
など
男性の場合
淋菌が男性の尿道に感染した場合、膿が出たり、排尿時に激しい痛みが生じたりします。
また尿道のかゆみや不快感、副睾丸の腫れ、軽い発熱などの症状も現れます。
女性の場合
女性の場合、目立った症状が現れないことも多いのですが、主な症状としては子宮頸管の炎症やおりものの異常などがあります。
おりものの量が増えた、不正出血、下腹部の痛み、性交時痛などの異変に気づいたら、早めに受診してきちんと検査を受けるようにしましょう。
淋病の検査は?
検査のタイミング
淋菌の潜伏期間は2日から1週間程度ですが、高感度の検査法で行うため感染の機会からすぐに検査をうけられます。
検査方法
男性の場合、尿道を検査する場合には尿検査を実施します。
女性の場合、膣分泌物を綿棒で拭う検査を行います。
咽頭を検査する場合には、生理食塩水でうがいをしていただいて感染の有無を確認します。
検査結果については、午前診察の方(10〜13時)は当日16:00以降、午後診察の方(16〜20時)は翌日10時以降となります。
※午後診療のない日は翌診療日となりますのでご注意下さい。
淋病の治療は?
抗生剤の点滴
検査により淋病と診断された場合には、抗生剤の点滴を行います。通常一回投与で終了します。ただ重症になって精巣上体炎や骨盤内まで炎症がおよんでいる場合は数回の点滴が必要な場合もあります。